小学校受験~制作、工作でのハサミの使い方

近年減りつつあるハサミを使った課題ですが、

使える子と使えない子の差が大きく出る課題ですのでやはり練習は必須です。

どんなはさみで練習する?

ひとえにはさみと言ってもいろんな種類があります。

小学校受験で練習するはさみで適切なのは、

子供の手に合ったグリップのしっかりしたもので刃の合わせがきっちりとしたものです。

左利きのお子さんには左手用で練習させてあげてください。


良くないハサミ

〇子供が初めてはさみを使う用に作られた刃がプラスチックのもの。
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刃の合わせが甘く皮膚にあたっても切れることはないのですが、これで紙を切るのは実はとても難しいのです。

〇大人用の重たいはさみ
子供の手ではさみを開いて閉じる作業が困難なほどの大きいものは使いづらいし危ないです。

〇特殊なはさみ
小さいから良いと思われたのか、子供に鼻毛や眉毛をカットする用の

穴がそれぞれ指一本しか入らない小さなハサミを持たせている保護者がいましたが全く練習になりません。


小学校受験の制作の練習に適したはさみ

 

軽い力で開いたり閉じたりでき、ちゃんと切れる下のようなはさみが最適です。
このハサミは刃物メーカーのもので作りがしっかりしているのでハサミを練習するのにとても適しています。

はさみの持ち方

上の穴(小さい方の穴)に親指を入れて下の穴(大きい方の穴)に中指と薬指を入れるのが基本ですが安定しない場合は下の穴に人差し指中指薬指を入れても構いません。


はさみの使い方は?

 

 

このように利き手によって切る方向が違います
刃の奥から刃の真ん中あたりまでを使って少しずつ切っていきます。

曲線を切る時にははさみを回すのではなく紙を回すようにします。

紙を持つ位置も切るところから離れすぎていると切りにくいし安定しないので切る場所の近くを持つようにします。

 

はさみの扱いについて

はさみを持ったまま人に向けてはいけません。

もしハサミを持って移動しなければならない場面があれば刃を閉じた状態で、

刃の部分全部を握って刃が開かないように、尖ったところが周りにあたらないようにします。

そして自分自身も開いた状態で刃を触らないように注意しましょう。

 

はさみの受け渡しも気をつけます。

刃の方を握って持ち手の方を相手に渡しましょう。

はさみは危ないものであること、人を傷つけてしまうこともある、ということを教えてあげてください。

はさみの練習をするときは、必ず大人がついているようにしましょう。

子供はハサミを手にすると何でも切ってしまいたくなります。

切っていいものを指示するようにします。