小学校受験を考えている親御さんにとって、
いつから塾に通えば良いのかは考えるところですね。
よくお電話などで、「いつから通えばいいですか?」「今からでも間に合いますか?」というご質問を受けます。
「見学に行ってもいいですか?」というお電話がありお子さんの年齢を尋ねると「1歳です。」という方もいました!
1歳は極端ですがそれだけ先を見据えて子供のことを考えていらっしゃるんだなぁ、
すごいなぁと思いました。
結論を言ってしまえば「いつ」に正解はありません。
正解がないとはどういうことなのか、実際の子どもの例で検証してみましょう。
入試五か月前から小学校受験にチャレンジされたお子さん
教室に来られた時点ではペーパーのお勉強は全くしていない状態です。
しかしお母さまの努力もあってペーパーの実力は徐々に上がっていきました。
お行儀も最初は全然ダメだったのですが、指導の甲斐もあり良くなっていきます。
見た目に現れる要素は仕上がっていきました。
ただ私達教師が思っていたことは「もう少し早く来てくれていたらなぁ」ということでした。
よく早いうちから塾に入って作られた子供ってどうなの?ということを耳にします。
おそらく内情をご存じない方の言葉かと思いますが逆なんです。
入室が遅ければ遅いほど詰め込まなければいけません。
子供の負担も大きいです。
直前に入室した子ほど作られた子供感が出てしまうのです。
早いうちから通われているお子さんは、勉強をさせられている、
という感覚ではなく、遊びの中で自然に小学校受験に必要な知識やお行儀が、
身につくようなプログラムで子供らしさを失わずに成長していきますので、
「作られた」という言葉は合いません。
その子は結局補欠合格で無事繰り上げ合格をいただきました。
ネットでの意見
小学校受験は早ければ早いほど良い、塾は行かなくても大丈夫、1年前から、等々いろんな意見が見られます。
大体は小学校受験を経験された方の意見です。
年少さんから通われて合格した方は、早くから通わせて良かったと思うでしょうし、
自宅学習のみで合格された方は塾なんていらない、と言うでしょう。
当事者からすれば合格したらそれが正解なんです。
なのでネットの意見はあてになりません。
小学校受験、いつから塾に通うか→その答えは
冒頭にも書きましたが答えはありません。
正直、子供や親によるのです。
しかしそれでは答えにならないので考える目安は何なのかをお伝えします。
もし、不合格なら、と考えてみてください。
その時にもっと早くから準備していたら、と後悔するなら早めに準備を。
後悔しない自信があるなら自分が思うタイミングで良いと思います。
しかしお受験講師の意見としてはやはり遅くとも入試の一年前には入塾しておいてほしいと思います。