製作が苦手でも得意でも注意しなければならないことは同じです。
我が子は製作が得意だから心配ない、ということはありません。
評価の基準は多岐に渡ります。
実際に作ったものだけを評価されるのではないところが、
小学校受験の恐ろしさですよね。
どんなに作ったものの出来が良くても、実際の評価は半分ほどしかなかった、なんてこともありえます。
それでは一体、何に気を付けなければいけないのか見ていきましょう。
製作の時間が始まった時からが勝負
あらかじめ机の上に材料がセットされている教室に入るパターン、
着席している状態から配られるパターンなどがあります。
どちらにしてもまずは
☆机の上のものを勝手に触らない
指示がないのに「わぁ、これ何だろう!」と触ってしまう子がいますが絶対にダメです。
とても目立ちます。
指示があるまでじっと我慢して先生が話し始めるのを静かに待ちましょう。
☆指示を最後までよく聞いて「始めましょう」の合図を待つ
製作に限らず指示を最後まで聞けない子はかなりいます。
初めはちゃんと聞いているのですが例えば初めの指示が、
「折り紙を二つに折って黒い線のところを切ります。」だったとしましょう。
その言葉を聞いた途端、意識がすでに折り紙に移ってしまっているのです。
机の上の折り紙に目がいき、
折り紙のことを考え始めてしまい、
指示が続いているにも関わらずその後の話は上の空で聞いてしまっているのですね。
これが最後まで話を聞くことの難しさです。
小学校受験の為のレッスンに慣れていない子によく見られます。
目の前のことにワクワクしてしまうんでしょうね…。
しかし最後まで聞いていないとその後、
どうすればいいのか さっぱりわからなくなって、
全く見当外れのことをしたり隣の子のすることをじっと見てしまう、
そういう状況になるともう、製作の点数は無いに等しくなってしまいます。
これを克服するには簡単な支持を数個用意して、最後まで正確にやり通す練習が必要です。
初めは2個くらいからスタートします。
問題なく出来るようになったら指示を増やしていきます。
ごみは捨てに行かない
机の上の整理整頓は必須
机の上が散らかっていると何かの拍子にものが落ちたり、
パーツがなくなったりします。
初めに切っておいたパーツがなくなることはよくあります。
「ない。」と言われてもそのまま作るしかありません。
それだけでテンションも下がってしまいますし、泣き出してしまう子もいます。
のりやはさみやクレヨンなどは邪魔にならないように、
左右のどちらかの隅にまとめておきましょう。
そして後から使うパーツはまとめて自分でここに置くと決めて作業します。
☆机の表面をのりで汚さないように
製作が終わった後、
机の上がのりでべとべとにならないように台紙を必ず使い、
台紙にするような紙がなければ、注意して周りを汚さないようにします。
最後まで頑張る!
先生に「やめましょう。」と言われるまでなるべく手を動かし続けることが大切です。
早くに終わってぼーっとしている子に限って、
机の上が散らかっていたり製作物が不完全だったりします。
製作物も出来た、机の上も整えた、となったら
糊付けでぴらぴらと剥がれているところがないか、
塗り残しはないかしっかりと見直しをしましょう。
たとえ下手でも指示をしっかり聞いて順番通りにやるべきことがやれていれば、心配はいりません。
泣いてしまっても構いません。
(もちろん泣かない方がいいです。でもこれだけはいくら言い聞かせてもその時の感情なのでどうしようもありません。)
もしも泣いてしまっても、あきらめないで手は動かし続けましょう。
出来なくても頑張ってるな、あきらめずにやってるな、
そんな風に先生方は見てくれます。
最後までやりとげましょう。
教室にいた、頑張り屋さんだけど製作だけは少し苦手だった男の子。
模試では製作でいつも思い通りに出来なくてしくしく泣いていました。
どんなに、「泣かなくてもいいんだよ。大丈夫だよ。」と周りが言い聞かせても本番当日、
やはり泣いてしまったそうです。
でも言われ続けた通り、彼は泣いても決してやめなかった!
すると見事に合格をいただけたのです。
最後まであきらめないことが大切ですね。
まとめ
製作は製作物の出来不出来だけが評価のポイントではありません。
- 指示を守れているか
- 道具は正しく使えているか
- 机の上の整理整頓は出来ているか
- 最後までできているか
- 時間内にできているか
出来不出来は製作物を見ればわかりますが上記のことは保護者はわかりずらいものです。
お家で練習する時にもしっかり意識して取り組むようにしましょう。
\🌸プリントは出来て当たり前🌸/
プリントは徹底的に対策すれば点を取れる課題です!!