入試を無事終えられた皆さん、お疲れ様でした。
まだまだこれから、というご家庭もありますよね。
あと少しです!体調に気を付けて頑張ってください!
来年の四月、現年長さんは期待と不安に胸を膨らませて小学校へ進学します。
今回は小学校1年生で算数嫌いにならない為に、
小学校入学前にお家でできる家庭学習についてお話します。
入学前からバリバリとドリルをやらせる、とかいう話ではありません。
算数嫌いにならない為にはたった一つのことをやれば大丈夫です。
小1の算数で初めにつまづくのはどこ?
小学校に入学して算数は、まずおはじきやブロックなどを使って数字と量の対応から始まります。
そして数字の大小や数を合わせたりすることを学習します。
このあたりはまだまだ学習的にも楽しいのですが、
実際につまづく子が出てくるのは足し算や引き算が出てくるころです。
数字が苦手な子でも10本の指で計算ができる繰り上り、
繰り下がりがない計算式はまだ大丈夫。
問題は足して10以上になったり10以上の数から引いて10以下の数字になる計算式です。
ここで指が足りなくなりどうしよう、わからない~となってしまうんです。
まず繰り上がりの足し算繰り下がりの引き算は小学校でどのように教えているのかみていきましょう。
繰り上りの足し算の解き方
計算しやすいように数字を分けます。さくらんぼみたいですね。
初めの数字の5に何を足せば10になるかを考えて7を5と2に分けます。(さくらんぼ)
5と5で10になったので残りの2を足して12とします。
繰り下がりの引き算の解き方・減加法
12を10と2の塊に分けて(さくらんぼ)まず10から7を引いてしまってよけていた2を合わせて12にする方法です。引いて足すので減加法といいます。
繰り下がりの引き算の解き方・減減法
12から7は一度に引きにくいのでまず12を10にするために7を2と5に分けます。(さくらんぼ)12から2を引いて10、10から5を引いて5とします。
引いてもう一度引くので減減法といいます。
繰り上がり繰り下がりでつまづかない為には?
上記で見るとわかるように、
繰り上がりや繰り下がりの計算では一つの数を二つに分けていましたね。
13や16を10といくつかにわけるのは簡単ですが、
一つの数を10にするためにもう一つの数を二つに分けるという作業は、
数字を習い始めたばかりの一年生にはかなり難しいものです。
ここで指を使って考えていては、時間も相当かかってしまいますし、
この時点で間違えてしまうともう何がなんだか…
と、いうことになってもうイヤだ!算数嫌い!
と、なってしまいます。
数を簡単に分ける為にはどうすればよいのか次の章でお伝えします。
大事なのは補数
補数というのは読んで字のごとく数を補うという意味です。
10の補数は0と10、1と9、2と8、3と7、4と6、5と5です。
数の合成ともいいますね。
指を使って考えるのも悪いとはいいませんが子供もめんどうだなぁと感じます。
小学校入学までにせめて10までの補数は暗記してください。
単純な足し算や引き算などもすっとできるようになります。
小学校受験では数の合成が出てくるので、すでに10までの補数はマスターしているお子さんもいるかと思います。
そんな子は11以上の補数にも挑戦してもいいかもしれません。
まとめ
小学校に入学して算数でまず、つまづかない為には補数をしっかりマスターしましょう。
お風呂で数を数えるかわりに
親「10の補数スタート!1と~」
子「9で~」
親子「10!」
のように遊びながらゲーム感覚で覚えていくのが良いでしょう。
10までの補数をマスターすれば繰り上がり繰り下がりでつまづくことはまずないと言えます。