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小学校受験で落ちる親とは?落とされない親になる為に必要なこと

小学校受験で不合格になる場合、親が原因で落ちることもある、と以前記事でお伝えしました。

よほどでない限り親が原因で落とされることはないのですが例えばお子さんが同じような成績…でもどちらかを落とさなければならない、という場合どちらを落とすか?

そこで子供の成績以外のところを見られるわけです。

 

親を見れば子供がわかる、そういうことですね。

落ちる親とはどういう親なんでしょうか?

社会人としてごく当たり前のことができていれば良いのですが教室や模試でお会いする保護者の中には「この人、これで小学校受験するつもりなの?」というような首を傾げたくなるような親が一定数いるのです。

小学校受験で落とされるヤバい親とは

ズバリ言うと

感じの悪い人です。

見た目ではありません。不潔は論外ですが綺麗にしてても感じの悪い人はいますよね。

初対面で感じの悪い人、というとどんな人が浮かびますか?

  • 挨拶をしない人
  • 人の目を見て話さない人
  • 立ち居振る舞いがぞんざいな人
  • 丁寧な言葉使いが出来ない人

色々あると思いますがこんなところでしょうか。

この仕事をしていると色んなタイプの保護者に出会います。

小学校受験を考えておられる保護者の方は丁寧な方が多いのですが中にはそうでない方もいらっしゃいます。

挨拶が出来ない人

挨拶は人と人とのコミュニケーションにおいて基本中の基本です。

挨拶が出来ない親の子供は例外なく自分から挨拶ができません。

昔住んでいたマンションに小学校の低学年くらいの男の子がいました。その子はいつも自分から大きな声で挨拶をしてくれてマンションの玄関の扉を開けて待っていてくれるような子でした。

こんなに立派に挨拶ができる小さな子に会ったことがなかったのでこの子のお母さんはどんな人なんだろう、ととても興味がわきました。

そしてある日その男の子とお母さんにマンション内で出会ったのです。

思った通りのお母さんでした。

私の姿を見るや向こうからしっかり体をこちらに向けて朗らかにご挨拶をしてくださったのです。

そんなお母さんの姿を見て育ったからその男の子はお母さんのいないところでもしっかりと挨拶ができる子になっていたのですね。すばらしいです。

試験日まず校門の警備員さんに大きな声で挨拶をしましょう。

人の目を見て話さない人

人と話すのが苦手だっていう人もいると思いますが面接などでこれをやってしまってはアウトです。

印象も良くないですし、この人どうしちゃったんだろうと心配になってしまいますね。

大人でこのような人はいないと思いますがシャイな方っていらっしゃいますよね。

人の目を見るのが苦手な人は相手の鼻のあたりや眉間を見るなど工夫しましょう。

立ち居振る舞いがぞんざいな人です

物の受け渡しにそれは現れます。資料を片手でひったくるように受け取る、片手で渡す、などです。

あと、乱暴にカバンを床に置いたり子供の腕を無理に引っ張ったりする人もいます。

意外とこのタイプの母親は多いです。容姿がいくら美しくてもこれではがっかりですね。

塾の説明会だからと気を抜いているのでしょうか。

塾の説明会に講演で小学校の先生が来られている場合もあります。

練習だと思って立ち居振る舞いに気を配りましょう。

子供の口頭試問などでも物を先生に渡すという行為をする時がありますが片手で渡すのと両手で丁寧に渡すのでは印象が随分違いますよね。

子供は間違いなく親の真似をします

 

丁寧な言葉遣いが出来ない人

お店やサービス業の従業員に対して横柄な態度を取る人、いますよね。あのタイプです。

いきなり「トイレどこ?」その上教えてもお礼も言わないなど、考えられないような保護者がいます。

親族や友達以外丁寧な言葉を使うというのは社会人として当たり前のことですがそれが出来ないんですね。

丁寧な言葉使いが出来ない人は大抵、態度もぞんざいで印象は最悪です。親を先に見て子供をみると、「あ~やっぱりね。」と感じることが多いです。

本当に小学校受験するつもりなのか、と びっくりしてしまいます。

小学校受験の塾でも親には注意しない!?

もちろん、保護者に注意することやアドバイスはさせていただきます。

しかし、「〇〇さんは、言葉使いが悪いですよ。」「××さんは所作に気を付けてください。」「△△さん、受け渡しは両手でしてくださいね。」なんて子供に言うように個々の親に言うことはありません。

一般的な事としてみなさんにお話しすることはあってもそれぞれの保護者に「あなたは、身だしなみに気を付けて…」とは言いません。

出来ていない人は自分のことを言われているとは気づかないところが難しいところです。

小学校受験で親が意識するべきことは?

「試験当日にちゃんとすればいいんでしょ」と思うかもしませんが親は出来ても子供は無理です。

それに親にしても当日だけ取り繕ってみても百戦錬磨の先生方の目を誤魔化すことはできません。

子供は親を映す鏡です。

最近ではコミュ障(コミュニケーション障害)と言う言葉があります。

対人スキルと言い換えても良いです。

対人間関係能力(対人関係能力)である「ヒューマンスキル」とは、「他者と良好な関係を築き、それを維持していくために必要な能力」のことをいいます。

ある意味上記で挙げた人は対人間関係能力に欠けています。

私立小学校で、この対人能力を重視している学校はたくさんあります。

主には行動観察で見られる事ですが他人を思いやる気持ちがあれば相手を不快にさせない行動がとれるはずです。

まとめ

何度も言いますが子供は親を映す鏡です。

親の真似をして大きくなっていくのです。

育てたように子は育つのです。

小学校受験の為、ということではなく挨拶や丁寧な言葉使い、丁寧な所作はこれから子供たちが様々なコミュニティーで他人との関係を良好に築くための手段となります。

親がまず進んで挨拶をし、他人に対して丁寧な言葉使いをしていれば子供も真似をします。

結果、小学校受験に必要な要素も身についてくる、というわけです。