小学校受験での運動分野ではどんな課題が出るのでしょうか。
自分の子は運動音痴だから…とあきめていませんか?
小学校受験の運動はどんな課題が出るの?具体的に教えて
小学校受験の運動の課題はいくつかのパターンに分かれています。
➀基本的身体能力をみる課題
②身体能力を組み合わせた複合課題
③行動観察を兼ねた集団実技
具体的に見ると
基本的身体能力をみる課題
「基礎的身体能力」というとちょっと引いてしまいますが、
その年齢に合った普段の体を動かす遊びが出来ていれば十分なんです。
例えば公園に行って鉄棒にぶら下がったり、
タイヤの上を飛び移ってみたり、ジャングルジムに上ってみたり、
といったことができるのであれば心配ありません。
具体的な課題として過去に出されたものは
- なわとび
これは練習がいりますね。
- とびばこ
高い段を飛ばすことはありません。
1段とか2段の低い段に上ったりする程度です。
何故なら全くやったことがないかもしれないお子さんに
普通の跳び箱を飛ばせると怪我をする可能性があるからです。
近年怪我をする可能性のあるものは避けられる傾向にあります。
- ボール
ボールつき、ボールの投げ、投げ上げキャッチ、ボール転がしなどボールを使った課題です。
- マット運動
前回り、ゴロゴロ周りなど。
- 平均台
ごく低い平均台を
・普通に渡る
・行って戻ってくる
・お手玉などの障害物を超えて進む
- 体支持
机と机の間に立ちそれぞれの手で机に手をついて体を支え何秒かそのままの姿勢を保つ
- うんてい
これはただぶら下がるだけや1つ進むなどがあります。
- ケンケン
丸い小さなサークルが置いてあるとおりにケンケンパをするものや
一定距離をケンケンで進むというのもありました。
ケンケンが出来ないのは筋力が弱いだけではありません。
- ジャンプ
線の後ろに立ち両足でジャンプ、線の横に立ちジャンプで線を超える、
- 熊歩き、アザラシ歩き、クモ歩きなど
熊歩きは両手両足で四つん這いになって歩く課題です。
アザラシ歩きはうつ伏せになった状態から両手で上半身を起こし
そのまま手だけの力で進みます。
クモ歩きはおへそが上を向いた状態で両手両足で歩きます。
- 体操・ダンス
大抵は前でお手本の先生がする体操を真似て同じように動く、というものです。
簡単なダンスを初めにみんなで練習し後から踊ってみる、というのもあります。
身体能力を組み合わせた複合課題
組み合わせ課題はサーキットとも呼ばれています。
【例】ある場所からスタートして、マットで前回り
そのまま進んでなわとびを5回飛んで、
平均台を渡って向こう側にゴールする
と、こんな感じで色々な要素を組み合わせた課題です。
初めにきちんと指示が出ますのでその通りに動かないといけません。
一度に色んな動きが見られますし指示が守られているかを
判定するのに良い課題です。
行動観察を兼ねた集団実技
これはグループに分かれてチームとして行うものです。
どちらかと言うと他のお子さんとの関わりも重要なので
行動観察の分野としても判定されます。
- じゃんけんゲーム
- リレー
- ドンじゃんけん
- フルーツバスケット
- じゃんけん列車
- 玉入れ
実際にやったことがなくても初めに教えてくれるので心配はいりません。
この集団で行う課題ではチームに分かれて行うことが多いので
同じチームのお子さんを応援したりして楽しむということが大切になってきます。
小学校受験の運動で運動音痴はどうすればいいの
どんな課題が出されるのかをみてきました。
上記の中で教室に来ていた子供たちで運動能力として大きく差が出来るのは
縄跳び、ボールつき、くらいです。
この二つは出来るようになるまで時間がかかります。
後のものは教え方次第ですぐに出来るようになるので
この二つは小学校受験をすると決めたら練習を始めても良いと思います。
ほとんどの課題は運動音痴だからと言って、そんなに差がでるものではありません。
それよりも大事なことはなんと言っても
指示を守る!!
これに尽きます。他の分野でもそうですよね。
指示をよく聞いてその通りに動くことができるかどうか。
これが一番大事なんです。
止め、と言われるまで最後まで頑張る、これも大事です。
運動室に入ってからの三角座りの姿勢、
発題中先生を見ているか、
他の子とおしゃべりしていないか、
すべて見られています。
指示通りに出来ていない為にせっかく上手に出来た課題が
台無しになってしまわないようにしましょう。
具体的な指導方法は⇩